フランスワイン留学

フランスワイン留学

ワインの資格・免状

ひとくちにワインといっても、生産分野(ブドウ栽培、ワイン醸造)から、ワインビジネス、ソムリエなどのサービスの分野まで、関連分野は多岐にわたります。フランスには職業教育に関するコースがレベル、テーマ共に幅広く存在します。ここでは、数あるフランスのワイン関連の資格や証書からそのいくつかをご紹介します。

ブドウ栽培/ワイン醸造

Brevet Professionnel Agricole (BPA) - Option Travaux de la Vigne et du Vin -

各時期に必要なブドウ畑での作業を中心に醸造所、カーヴ等での基本的な作業を理論だけでなく、実地研修や実地作業を通して学び取得する免状。ブドウ樹や醸造関連の専門用語の準備と、厳しい自然条件下での作業も多いため体力も必要。
レベル:Niveau 3

Brevet Professionnel - Option Responsable d’Exploitation Agricole - (BPREA)

フランスでワイン造りをする際に必要な仕事を、経営や管理も含めて学び取得する免状。ブドウ栽培や醸造関係のみならず、経理や法規関係の専門用語の準備も必要。
レベル:Niveau 4

Brevet de Technicien Supérieur Agricole - Option Viticulture - Œnologie (BTSA Viti-Œno)

醸造・ブドウ栽培について一通りの流れと理系の知識を習得した人が、さらに専門知識を深め、技術者として責任者のポストを目指して取得する免状。
レベル:Niveau 5

Diplôme National d'Œnologue (DNO)

ワイン造りの分野で最高峰の一つといえるMasterレベルの免状。狭き門の難関ディプロムとして知られ、取得者はŒnologue(エノローグ)として生産者等のプロに対するコンサルタント的な仕事や、ワイン関連施設の要職に就いている。
レベル:Niveau 7

サービス(ソムリエ/販売)

Mention Complémentaire Sommellerie

レストランやワインショップの様々なシーンで、ワインやアルコール類を適切に取扱うことができる能力を証明する資格。ワインやアルコール類に関し、顧客への基本的な対応に必要な知識・能力のみならず、仕入れたワインの保管の流れなどについても習得する。ディプロム取得にはレストラン業界での職務経験が必要。
レベル:Niveau 3

Brevet Professionnel Sommelier

レストランやワインショップ等においてワインやアルコール類の取扱いや管理を把握し、「シェフ ソムリエ」等責任者のポストを目指す人が取得する免状。ディプロム取得にはソムリエとしての職務経験が必要となる。高いフランス語力と英語での顧客対応能力も求められる。
レベル:Niveau 4

Conseiller en sommellerie

ワインやアルコール類の販売の責任者としてテイスティング技術を持ち、顧客に適切なワインのアドバイスをしたり、仕入れや管理ができる能力を証明する資格。ディプロム取得に際し、ワイン関連の職務経験年数は問われない。ネゴシアンやワインツーリズムといった職業の可能性も。
レベル:Niveau 5

ビジネス/テクニカルセールス

Certificat de Spécialisation (CS) - Responsable Technico-Commercial en Vins et Produits Dérivés, Orientation Produit -

ワインを中心にその他のアルコール飲料も含め、店舗や営業販売の責任者等のポストを目指して取得する証書。顧客に対面で製品の紹介をしたり、販路開拓にも関わる場合が多いため、上級のフランス語力に加え、ある程度の英語力が求められる。
レベル:Niveau 5

Mastère Spécialisé® Connaissance et Commerce International des Vins

Conférence des Grandes Ecoles (CGE) に認可された教育課程。フランス語及び英語の高い語学力とコミュニケーション能力が必要。企業での実地研修ではワインの主要産地について、生産・市場面での知識、そして販売や輸出入に関わる業務等について実践能力を証明する必要がある。
レベル:Bac+6