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エクサンプロヴァンスレポート1

 

週末旅行のすすめ

 

こんにちは。南フランスのエクサンプロヴァンスという町に留学中の私が、これから8ヶ月の滞在の中で、4回に分けてエクサンプロヴァンスや南仏を中心にフランスの魅力をお伝えします。初回のテーマは「週末旅行」。出発前に手に取ったプロヴァンスを有名にしたピーター・メイルの『南仏プロヴァンスの12か月』(河出書房新社刊)の20周年記念に発売されたオフィシャルフォトブック『「南仏プロヴァンスの12か月」20周年オフィシャルアニバーサリーブック』(エムオン・エンタテインメント)では美しい写真とともに「可愛い学生の集まる町」と書いてあり、心をときめかせていたのですが、実際滞在してみると本当に美しい町で、可愛い学生はもちろん、お洒落な人が多い町でした。この町に住んでいる人は美しいエクサンプロヴァンスが好きで、この町を選んで住んでいる人達なのです。ただ、エクサンプロヴァンスは本当に小さい町なのです。一日歩くとだいたい町が把握できます。そこで今回のテーマは「週末旅行のすすめ」。語学学校は土曜日と日曜日お休みです。それにフランスでは日曜日はほとんどのお店が閉まっています。法律で日曜日はお休みと決まっているのです。なので、週末は小さい旅行に行きます。今回は私的エクサンプロヴァンスから行きやすいおすすめの週末旅行を紹介します。

 


1. 宝石のような町カシス


まずは、地中海の小さな港町カシス。マルセイユから車で30分、私の住んでいるエクサンプロヴァンスからはバスで1時間30分くらいのところにあります。日本ではあまり聞かない町の名前ですが、地元では綺麗なカランクで有名な町です。カランクとは地中海に面した、ゴツゴツした石灰岩の断崖絶壁に囲まれたような、深く入り組んだ入江をさすことばです。私は語学学校の友達とマルセイユで集合して友達の運転で行ったのですが、マルセイユからカシスまでの山沿いの道をドライブするのは本当に綺麗でした。山を降りると町が見えるのですが、街全体がとても美しい。宝石みたいです。そしてほんとに美しい理想的なプロヴァンスのビーチがあります。


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ビーチです。10月なので水は冷たかったのですが、水着で寝そべるにはとても気持ちいい天気でした。

 

 

 

 

 

 

imageimageこちらが町の写真。本当に小さい町なのですが、可愛い建物が並んでいて、しかも駐車場にはフェラーリや高そうなバイクが停まっているとても洗練された町。友達の話によると、カシスはお金持ちに人気の町でのアパートは月30万するらしいです。

 

 

 


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これはカランク。有名なカランクを周るツアーが一時間ごとに10ユーロ前後であります。
南仏の美しさを詰め込んだ町です。

 

 

 

 

 

 


2. プロヴァンス最大の町マルセイユ
次におすすめなのがマルセイユ。私の住むエクサンプロヴァンスから一番簡単に手軽に行ける町です。エクサンプロヴァンスからバスが10分に一本出ています。さらに、普段は往復10ユーロほどかかるのですが、スイカみたいなカードが簡単に作れてそのカードを使うとなんと往復2ユーロで行けます(26才以下に限り)。マルセイユはとっても広い、プロヴァンス最大の町です。エクサンプロヴァンスやカシスと比べると本当に広いです。広いゆえにマルセイユの楽しみ方はたくさんあります。私は毎週末と言っていいほどマルセイユに行っています。私的マルセイユの楽しみ方は3つ。

 

・ 思いっきり泳ぎにいく
image日本とは全然様子が違うプロヴァンスのビーチに一日泳ぎに行きます。マルセイユにはビーチがいくつかあってどれもエクザンプロヴァンスからのバスが到着するサンシャルル駅駅から地下鉄に乗って、簡単に行けます。9月の終わりだったのですが、人がまだまだたくさんいて、日射しも強いので水が気持ちいい。寒くなってきたらビーチを見に行くだけでも。地中海の海が広がっています。

 

 

 


・マルセイユ全体を見渡しに行く
image次に広いマルセイユを一望できる場所があります。こちらもサンシャルル駅から地下鉄に乗って行くことができる、町のシンボルとも言えるノートルダムドュ・ラ・ギャルド寺院です。少し、いやっだいぶ上り道がきついのですが、ここに登ると町を一望することができます。山も海も一度に見られるおすすめの場所です。

 

 

 

 


・日本を懐かしむ
image最後に、どうしてもホームシックになってしまったら日本を探しにマルセイユへ。少し慣れてくるとどうしても日本が恋しくなるときが。そんな時はレ・テラス・デュ・ポールへ。ここはフランスでは珍しい大型ショッピングモール。まるで日本のららぽーと?イオン?日本人によく知られているブランドもたくさん入っていてなんだかとても安心します。入り口付近には美味しい日本食レストランもあります。地中海の美しい海が見えるテラスがついています。そこで海に沈む綺麗な夕日を見て、海の向こうの日本を思いながら通りすぎる船を眺める一日もおすすめです。

 

 


 

3.赤レンガの町トゥールズ

 プロヴァンス以外の町並みも見たいと思ったら少し遠出して赤煉瓦の町トゥールズへ。マルセイユから3時間。こちらもとても大きい町なのですが、プロヴァンスの白い壁に赤い屋根と違ってすべての建物が赤煉瓦作り。ホストファミリーの人と待ち合わせで行くことになったのですが、ほんとに直前にチケットを買う状況になってしまい、(マルセイユの駅で30分前に券売機で。)しかもバカンスの間だったので、一等席しかとれず、90ユーロ…(1万3000円でした…)チケットはネットでも買えるみたいなので早めに買うことをおすすめします。(常識ですね…)


image一等席からの眺め。

 

 

 

 

 

 

 

 

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町の様子は歩いている人もプロヴァンスとは違った感じ。トゥールズはミディピレネーの中心都市、とても大きな町です。この日はマラソン大会があり、少し町の様子は違ったのですが、それでも赤煉瓦の町並みはとても荘厳。
なかでもトゥールズの象徴とも言える市庁舎「キャピタル」。
トゥールズは写真をみただけでもカシスやマルセイユとは様子がぜんぜん違う事が分かると思います。

そして、余談ですが映画好きにぜひ行ってほしいのがこのカフェ、全部の椅子に映画関係の有名人の名前が書かれています、私はマリリンモンローに座りました。

すごく短く簡単でしたが、おすすめの週末に手軽に行ける町をいくつか紹介しました。もちろん少し遠出して泊まってもいいと思います。プロヴァンスを知り尽くす旅に出たり、他の地方の文化を感じてみたり、海外に思い切って行ってみたり。有意義な週末を過ごすと留学がもっとたのしくなると思います。