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第9期奨学生の留学体験レポート

 

川口様ディジョン短期留学レポート

 

今回留学したディジョンは、パリからTGVで約1時間40分の所にあります。街並みや建物がとてもかわいい所です。パリのように観光名所が多くあるわけではないですが、とても落ち着く場所です。飛行機はエールフランスでした。行く時は初めてのひとり旅、それも初めてのヨーロッパと初めて尽くしで不安で一杯でした。シベリアとフィンランド経由で飛行しますとアナウンスが流れたときは大丈夫かなあとおっとりしている私も心配になりました。今でこそ笑い話ですが、機内食もあまり喉を通りませんでした。


滞在は、ホームステイにしました。フランスのホームステイは当たりはずれが激しいと聞いていたので、不安がありましたが、とても温かな人たちで良かったです。家も広く、1人部屋でとてもきれいでした。食材の名前や、料理の名前を覚えられたのもホームステイにしたからこそのことだと思います

 

。フランスに着いた最初の頃はフランス語に耳が慣れず「パフレ(もっと話して!)」と言われましたが、1週間もすると慣れてきてだんだん話せるようになってきました。ホームステイした先の家族構成は、ムッシュー、マダムと子供が3人でした。大変熱心なマダムでたくさん話しかけてきてくれました。ホームステイ中に2週間程家族で旅行に行っていた時があり、その間はマダムのお母さんが家にいてご飯を作ってくれたりしました。朝ご飯も一緒に食べていたので、その分会話する機会が増えて良かったです。洗濯は週1回でしたが、洗濯機に洋服をいれておくと洗ってくれたので自分の家のように過ごせました。行く直前まで寮にするかホームステイにするかで迷っていましたが、ホームステイにして良かったと本当に思いました。


研修校であるブルゴーニュ大学は、敷地がとても広い大学でした。授業内容は、主に文法中心でしたが、他にも2人1グループになって話し合ったりもしました。1クラス16人位だったので、全員の顔も覚えることができ、話すこともできたので、少人数クラスで良かったです。文法は、日本で勉強したことのあるものだったので覚えていてよかったな、と思いました。やはり、文法や語彙など、日本で勉強できることはやっておくべきだと思います。毎週末毎にエクスカーションがあったのですが、ホームステイ先の家族の人達と買い物や犬を連れての散歩などをしてフランス家庭に溶け込んでの週末を過ごしました。


今回、留学してみて、受け身でいるだけでは駄目だなと思いました。自分から進んでいかないと何も始まらないと感じました。ホームステイ先でも、始めは間違えることが怖くてなかなか話すことが出来ませんでしたが、間違うことを恐れないで話しかけなければ、何も勉強にならないと思いました。


ディジョンでの学習を終え、パリで母と合流してパリ見物をしました。フランスが生まれて初めての母と歩く華の都パリはディジョンと違う魅力がある街でした。フランス語が全く出来ない母の通訳となるべく努力しました!語彙数はまだまだだと思いますが、大学やホームステイ先で学んだ事を思い出してトライしました。


1ヶ月という短い期間でしたが、とてもとても有意義な1月でした。
ホームステイ先の家族の人達がまたおいでねと言って下さったのがとても嬉しかったです。フランス語を通してであった人達や、フランスの芸術・グルメ・人…何て素晴らしい時間だったのでしょう…出来ることならまたフランスに行きたいと願っている、いえ、行かなければと思っている私です。その時には、また日仏文化協会の皆様にお世話になることとおもいますが宜しくお願いいたします。