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第27期奨学生の留学体験レポート

 

高山里子様 リヨンレポート1

 

部屋の窓からの景色。大きな窓が気持ち良いです

大きな川には大小さまざまな橋がかかっています

街の中心地Bellecourにあるベルクール広場です

Vieux Lyon。旧市街です

丘の上からみたLyonの街です。大きな川が2つあります

学校にある階段でさえも古く美しい造りです

橋の上からみた夕方のLyonです。橋の上からの眺めはいつも綺麗で、つい写真を撮ってしまいます
川沿いリラックスする人々。暖かくなるとさらに外に人々が出てくるようです

学校や町、滞在先の第一印象を紹介して下さい

「リヨンは広いな」というのが私のリヨンへの第一印象です。こちらに来て一か月、いろいろな道を散策しているのですがやはりリヨンはフランス第2の都市とあって見所のたくさんある街だなあと感じています。街の中心地にはたくさんのお店が立ち並び、少し離れた場所にも大きなショッピングモールが2つあります。美術館や映画館がいくつもあり、中心地の大通りから少し中に入ると小さくて素敵な雑貨屋さんや洋服屋さん、美味しそうなレストランやカフェ、お菓子屋さんなどもたくさんあります。大きな都市であることを感じる一方で、リヨンはそんなに人も多くなく、また大きな川が2本流れていることもあり落ち着いている雰囲気です。小さな広場から大きな広場、川沿いや大きな公園など、至る所でリラックスしている現地の人たちの空気はとても穏やかで住むには居心地の良い街だなあと感じています。また、こちらは旧市街でなくても古い建物が多く残っていて、リヨンの街並みやお家を見ながら歩くだけでも小さな発見があり面白いです。旧市街へ行くとまた違う雰囲気の街並みに変わり、どちらも十分に楽しむことができます。
学校は現在リヨン第2大学に通っています。こじんまりとしたキャンパスでありながらも古い建物が美しい大学です。また、滞在先の寮も100年以上の歴史がある建物だそうで、外観は昔の建物の美しさや可愛らしさがある建物です。一方で部屋は全く古さを感じることはなく、家具や広さを含めとても快適です。

 

 

クラス分けテストはどのように行われましたか?

クラス分けテストは全部で2日間にわたって行われます。内容は筆記試験と口頭試験のふたつです。テスト自体は3日間で行われますが、会話のテストが2日のうちのどちらかに配分されるため実質テストがあるのは1人2日間となります。1日目は指定された日時に一つの教室に集まり、1時間ほどのガイダンスを受けた後一斉に筆記試験が行われました。その日の午後に口頭試験の日時が掲示板で発表され、その指定された日時に大学の教室に行って口頭試験を受けるという形でした。
筆記試験は大問が2つ、口頭試験は1人15分~20分のテストでした。具体的な内容は、筆記試験は①指定されたシチュエーションで指定された人物の立場になって短めの文章を書く問題と、②ある議題に対する自分の考えを長めの文章で書く問題の2問でした。どちらも文法力や語彙力に加え自分の思考力を問われるような問題で、日本の語学試験のような穴埋め問題や短いフレーズのある問題を想像していたので少し驚きました。口頭試験は先生2人に対して生徒1人で行われます。出身やフランス語を学び始めた理由など基本的な情報を聞かれた後、与えられたテーマひとつについて話すというものでした。
クラスはレベルごとに分けられ、その中でもさらにいくつかのグループに分かれています。私は現在A2レベルのひとつのグループにいます。基本的にはレベル分けされたクラスに行きますが、授業が始まってレベルが合わないと感じた場合は変更も可能です。実際、授業の3週目になってもクラスメイトの入れ替わりがあります。

 

 

クラスメイトを紹介してください。具体的な人数、国籍、年齢、クラスの雰囲気、授業の進め方等

現在、クラスには私を含め17人の生徒がいます。国籍はアメリカ、韓国、中国、ブルガリア、コロンビア、イラン、日本、と様々です。そのうちアメリカ人が約半数を占めており、日本人は私のみという状況です。クラスメイトの年齢は19歳~30歳で働いていた方もいます。また他のクラスには40代の方もいるようですが、全体的に見ると20歳前後の学生が半数以上を占めている印象です。大学付属とは言え、語学学校で選択制の授業ではないため毎日同じクラスメイトと授業を受けます。そのため普段の大学の授業に比べて少し窮屈に感じる部分はありますがその分親密度は高まるのかなと思っています。

 


クラスの担任をご紹介ください

授業は1週間を通して4人の先生が担当します。ゆっくり話してくれる先生もいれば早口な先生もいますがどの先生も優しく、何度も理解できているかどうか確認してくれるので授業が早くてついていけないということにはなりません。

 

 

授業の進め方はどうですか?

基本的には、ひとつの教科書を別々に3人の先生と進めていきます。教科書では文法的な事を学びます。それにプラスして教科書を使わない授業があり、そこでは発音や書き取りを学びます。もう1人の先生は聞き取りと会話の授業のため主にプリントを使っての授業です。
授業は、ひと授業が115分と日本の大学に比べると少し長いです。時間割はクラスごとに異なります。時間帯も曜日によって異なりお昼の12時から始まる日もあれば朝の8時から始まる日もあり終わる時間もばらばらです。そういった面では普段の大学での時間割に似ているな、と感じます。

 

 

宿題は出ますか?どのくらいの頻度や量ですか?
宿題はほとんど毎日出ます。が、多くはなく基本的にはテーマに沿った作文や授業の復習程度の宿題です。