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第11期奨学生の留学体験レポート

 

増井様紹介文

 

masui1今回のフランス留学を決めた理由、この留学を通して学びたいことはたくさんありますが、その中で重要視したいのが、フランスに住む、という経験を通してフランスはも ちろん、日本を感じたいということです。


私は大学に入学するまでは、実はフランスやフランス語についてほとんど何も知りませんでした。都市もパリやニース、カンヌなど、普段日本で生活する上で耳にするような都市しか知らず、フランスに対するイメージもとてもぼんやりとしたものでした。


大学でフランスについてさまざまな角度から学ぶ機会を得て、まずはすぐにフランス語に魅了され、その言語を操る人々はどんな人たちなんだろう、どんな風に生活し、どんなことに興味を引かれたりするのだろうと考えるようになりました。


また、今まで何気なく日本で生活してきた中で出会ったフランスの音楽や美術を再発見することになりました。
フランス、フランス語に対する興味は、年々ふくらみ、少しの期間でしたがパリに留学することにしました。
日本を離れて異文化世界に飛び込むことは、とてもいい経験になりました。人やさまざまな資料、インターネットを通して日本で知りえた情報は、もちろん役に立つものもたくさんありますが、自分自身で肌で感じ、吸収された印象や空気感は、必ずしも日本で語られるフランスとは違っていてますます興味を惹かれるきっかけとなりました。


前回の留学や今まで学んできたフランスという国と文化を通して、日本について考える機会にたびたび会うことになりました。もともと好きだった日本の伝統文化はもちろん、今現在の日本をフランスという異文化のフィルターを通して知るということは、自分の文化をただ学ぶよりもさまざまな角度で見つめることができる貴重な体験になるのではと思います。


9ヶ月という限られた時間の中で、今回の留学では、自分の興味のあるものだけでなく、今まで覗いたことのない世界にも視野を広げて、自分自身が成長し、心が豊かになったと思える留学にしたいと考えています。